Decision Games社がS&Tの出版権を獲得してから16年が経ち、239号は100冊目に当たる。最初に140号を出版してからの数年間は大変だったが、その後より多くの写真と図版を加えるなど改良を重ねて発行部数を増やした。もっとも大きな変化は、176号からゲームなしの書店版S&T誌を発行して、ニューススタンドにまで販路を広げたことであろう。
212号でフルカラーにしたことが成功し、それから数号の後に書店版はウォーゲーム版と同じ発行部数となり、現在、書店版は1000以上の店舗で販売され、その部数はウォーゲーム版の二倍近くになる。過去4年間、S&Tは、規則正しく7週間の間隔で発行されている。
同時に、付録ゲームでも新しい試みをしている。150号(Zama and Operation Felix)、236号と242号(They Died with Their Boots On)、235号(Cold War Battles)は、ミニゲーム2つを付録にした。200号記念版ではフランス外人部隊のゲームを二倍の大きさのマップでゲーム化、その後の読者の反響によって、一年に一回、ダブルサイズのマップのゲームをS&T誌の付録にすることになった。(次回は「Drive on Moscow」)
212号からは、より簡易なルールという要望に対し、ルールブックを16ページ以下とし、220号では5/8インチサイズの大きめのユニットを作った。
まもなく来るS&T創刊40周年に向けて、Decision Games社は、さらに興味深い雑誌に変貌するだろう。
次号予告 |
特集記事は、真珠湾攻撃の原型となった1940年タラント空襲、Isandlwanaの最後の抵抗、1071年Manzikert。
予定ゲーム
#240 1066: バイキングのイギリス侵略をマルチゲームで戦略的視点から
#241 Twilight of the Ottomans: 第一次大戦前後の中東。
#242 They Died with Their boots On 2: パーシング将軍とパンチョビラ
#243 Manla '45: 太平洋のスターリングラード。日本軍がフィリピンの首都で最後の抵抗戦。
#244 Drive on Moscow: 特別大型付録。ドイツ中央軍団が南でなくモスクワを目指す。
#245 War of the Triple Alliance : アメリカ大陸でのもっとも血なまぐさい戦争のひとつ、1865〜69年のパラグアイ戦争。 |
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