セダンの戦い:
1870 普仏戦争
#224 Autumn 2004

セダンの戦い: 1870 普仏戦争

普仏戦争において、プロイセン軍は、モルトケ率いる「参謀本部」の戦術的優位性を如何なく発揮した。付録ゲームは、セダンの戦いを、カウンター数80、ルールブック8ページの簡易なルールで再現したもの。

 

 

第二次アフガン戦争:
1879-1881
最後の突入:
ハンガリーのSS第6装甲軍

ロシアとイギリスのスーパーパワーに挟まれたアフガニスタン。
第一次アフガン戦争(1839-42)において、イギリスはカブールを占領するが、地元戦士らの反撃で撤退する。そして、1879年、イギリスは三方向からアフガニスタンに侵攻するが、軍事的勝利をおさめながらも親ロシア政府を樹立しなければならなかった。

1945年3月、SS第6装甲軍はアルデンヌの戦いの後、ハンガリーに投入され、ドナウ川周辺の10倍規模のソビエト軍を攻撃する。ソビエト軍情報部は同方面におけるドイツ軍の侵攻を予見していたが、その目的は不明だった。なんと、ドイツ軍の軍事目的は石油だった。
Ottomans
印刷されていなかった「Ottomans」のゲームカウンターが付属。
過去のS&T
50号前#174
「インド・パキスタン戦争」

南アジアにおける過去と未来が特集。冷戦終結後のロシア、Auerstadtにおけるプロイセン軍の記事など。

100号前#124
「スターリングラードの攻防」

1942〜3年の東部戦線におけるソ連軍の冬季攻勢を再現。記事はイタリアの航空母艦。

150号前#74
「ネイ将軍 vs ウエリントン卿」

キャトル・ブラにおける戦闘をSPIの精鋭、Joe Balkoski氏がデザイン。 東西緊張緩和の信頼度について、T.N.Dupy大佐が分析。同氏は、"Encyclopedia of Minitary History"の著者で熱心なウオーゲーマー。

200号前#23
「モスクワの戦い」

1941年のドイツ軍のモスクワ侵攻が付録ゲーム。この号では珍しく、特集記事がゲームと無関係である。第一次大戦の砲兵、Lou Zocchi氏のフライングタイガーの記事など。Lou氏は、Lufteaffe、Battle of Britain、Flying Tigersなどのゲームデザイナーである。ゲームレビューは、Diplomacy、Panzerblitz。
S&T 予告

「DownFall」
Downfallとは、 オリンピック作戦とコロネット作戦から成る、日本本土侵攻の作戦名。S&T誌の説明文をあえて忠実に訳すと、「黙示録を再現したいなら、Downfallがそのためのゲームだ。このゲームは、太平洋戦争における、『もし』を描いている。戦場の中心は、日本が徹底抗戦を予定していた九州で、連合軍側は、圧倒的な空、海軍、そして大量破壊兵器、すなわち、化学、戦術核などを使う。これらの兵器は、実際に作戦が行われたなら戦場に投入されていたものだ。Ty Bombaがデザイナー。」

「Khan」
漢民族の王朝「明」を描いたこのゲームは、日本、ベトナム、エジプトまでの壮大な範囲を対象とし、ユーラシア大陸への侵攻を行う 。ゲームシステムは「Charlemagne」をもとにしている。テンプル騎士団、マムルーク軍、日本の武将、アレキサンダー・ネフスキーなどが登場。Joseph Miranda氏がデザイナー。

「Back to Iraq 3 Variant」
228号に付録予定のこのバリアントは、現在メソポタミア地方で行われている戦争を再現するために、B213e部隊のユニットとシナリオが含まれる。ハイテク兵器で武装したアメリカおよびその連合軍は、暴動、反乱、テロ、地元住民の反発などと戦う。

 
次号

S&T#225の付録ゲームは、「Vinegar Joe's War: CBI Theater」。シンガポール、インド、中国における日本軍の作戦をシュミレートしたこのゲームは、1941年のインパール作戦から1945年の敗戦までを扱う。
その他、エンテベの対テロ攻撃、英国空軍と第三帝国の戦い、宮本武蔵・サムライの道の記事が予定されている。

[注: 実際に出版されてみると、#255のゲームは「Twilight's Last Gleaming, Vol.2」に変更、特集記事もすべて変わっています。(2004年11月24日)]