iPadアプリをLiveCodeで作る流れをまとめました(2011年4月9日現在)。
いうまでもなくiPadアプリの開発は、LiveCode Mobile版をインストールしたiMacで行います。
- iOS Developer(無料)に登録
- iOS SDKをiMacにインストール
- インストールしたSDKの場所をLiveCodeアプリに設定
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- 有料のiOS Developer Programmeに登録してアクティベーション
- 証明書(Certificate)
- iPadアプリを実装するiPad機の登録
- App ID
- provisioning profile
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- Distribution用のprovisioning profile
- iTune Connectで設定
- Application Loaderでアップロード
※1〜3まででiPadアプリの開発ができ、SDK付属のiOSシュミレータで実行することができます。
※8までで、アプリをiPadに実装できます。
※11までで、iPadアプリをApple Store経由で無料配布できます。
http://developer.apple.com/ios/
https://itunesconnect.apple.com/docs/iTunesConnect_DeveloperGuide.pdf
基本的には、Runrev社が配布している"iOS
Deployemnt Release Notes(R36)"の通りにやればできます。
ここから先は、そのプロセスの補足説明です。
【iOS Developer(無料)に登録】
登録するには、Apple IDが必要です。
Apple IDに日本語が含まれているとアクティベーション時にエラーとなり、Appleのサポートによってアクティベーションされる必要が出てきます。新規のApple
IDを、すべてアルファベットで作成する方が早いかもしれません。
【証明書】
証明書(Certificate)を使うには、1.証明書の申請、2.証明書のダウンロード、3.証明書のインストール、の三つのプロセスが必要です。
1.証明書の発行を申請
MacでKeychain Access(Applicatons/Utilitesにある)を起動。
メニューから「キーチェーンアクセス」→「証明書アシスタント」→「認証局に証明を要求」を選択。
入力内容/選択内容は以下の通り。 メールアドレス:iOS Developer Programmeで登録したメールアドレスを入力。
・通称:IDPで登録した名前(英語で)を入力。
・CAのメールアドレス:入力しなくてよい(空欄のまま)。
・要求の処理:ディスクに保存を選択。鍵ペア情報を指定をチェック。

・ここまで終わったら、「Continue」ボタンを押し、保存場所を選択する。
・次に鍵ペア情報を聞かれるので、鍵のサイズ : 2048ビット、アルゴリズム : RSAになっていなければこのように指定する。
・「Continue」ボタンを押すとSAVEされる。
2.証明書のダウンロード
次はIDPへログインし、上記で作成した証明書を登録する。
・IDPの左側のメニューの「Certificates」をクリック。
・Developmentタブの右側のボタン「Request Certificate」をクリック。
・移動先のページの下部にファイル選択ボタンがあるので、先程保存した証明書を選択し、右側のSubmitボタンを押す。
・するとDevelopmentタブのページに戻る。
・「Approve」ボタンが現れるので押す。
証明書がDLできるまでしばらく時間がかかるので、その間にこのページの下部にある「WWDR intermediate certificate
installed」という行のリンクを踏んで、この証明書もDLしておく。(download/AppleWWDR.CA.cerで保存される。)
・数分後、Developmentタブを押すと、「Download」ボタンが先程押したボタンと同じ位置に現れるので、証明書をDLする。(download/developer_identity.cerで保存される。)
3.証明書を開発するMacにインストール
DLした2つの証明書をそれぞれダブルクリックすると、キーチェーンアクセスが起動され、システム(Mac)へ登録される。

"Apple.Mac Certificate Authority"と"Apple Worldwide Developer
Relations Certification Authority"ができていれば成功。
【Application Loaderの注意点】
Application Loaderは、Developer/Applications/Utilites/Application
Loaderにあります。
LiveCodeでstandaloneで保存したファイルをApplication Loaderでアップロードするには、zipで圧縮しておく必要があります。
"Applicatin failed codesign verification. The signature
was invalid, or it was not signed with an Apple submission certificate."
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のメッセージが出た場合、原因はdistribution用のprovisioning profileが作成されておらず、LiveCodeのstandaloneファイルに実装されていないからです。
iOS Provisioning Portalの「Cartificates」、「Provisioning」には、それぞれDistributionタブがあります。これでDevelopment用のとは別に、Distribution用のCartificatesとprovisioningを作成し、profileとしてダウンロードする必要があります。
ダウンロードしたprofileをLiveCodeのStandalone設定のProfileプルダウンメニューに表示させるには、そのprofileをxCodeのアプリケーションアイコンにドラッグ&ドロップします。


【LiveCodeのStandalone settingsの設定例】

大切なのは、「Internal App ID」と「Profile」です。
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