Panzer Command (VG) | ||
思い通りに動かないユニット |
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「Ambish!」をデザインしたEric Lee Smith氏による「Panzer Command」(1984年)は、「Panzerblitz」に代わる汎用的な戦術システムを目指したもので、中隊規模のユニットでスターリングラード西方における小規模な戦闘を表現しています。 「Panzer Command」の優れた点は、他の複数のゲームサイトでも指摘があるように、混乱と計画性の絶妙なミックスにあります。 |
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特徴: 上級ルールになると、 「Panzerblitz」のようにトラックで移動力0の火砲やロケット砲を移動するようになります。また、シングルブランド方式で、片方のプレイヤーのユニットの位置をすべて秘匿してプレイするオプションプレイもあります。
シナリオ: 感想: このゲームの視点は明確で、それは刻々と変化する戦況に対応しなければならない連隊司令官の立場です。プレイヤーは、自軍ユニットが予定通り動いてくれることを祈らなければなりません。しかし、命令が届いていないとしか思えない状況になったり、先に動かないでもいいユニットが動かせることがあるのです。無線で各部隊に指令を送っているような感じがするゲームです。そして、指揮ポイントの使用は、たぶん投機的です。先がどうなるか、誰にもわからないのですから。 指揮に重点を置くルールでありながら、それを移動/戦闘に対する制限ではなく、プレイを盛り上げるルールに磨き上げているのは感嘆すべき点であり、戦闘が単なる頭脳プレイでもダイスの確率でもないことを表現したゲームになっています。ユニットにはT72とレオパルドIIの中隊も入っていることから、近代戦も含めた機甲部隊の運用ルールを視野に入れていたと思われます。 「Panzer Command」は、多くのウオーゲーマーから続編が待ち望まれながら長年忘れられていたゲームの代表格でしたが、2005年にこのゲームのルールから発展した「Devil's
Cauldron (マーケットガーデン作戦)」が発売されました。 |
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