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Central Front Standard Rules(BAOR版)の必要部分

[1.0] ゲームスケール = 1へクス4km、1ターン12時間

[11.4] 化学兵器と煙幕弾
[11.41] 直接および間接射撃において、砲兵ユニットは、化学兵器もしくは煙幕弾を1フリクションポイント増加することで使用できる。一ターンに化学兵器と煙幕弾の両方を使用した砲兵ユニットは2フリクションポイント増加する。
[11.43] 化学兵器の使用によって得られるコラムシフトの数は、Exclusive rulesに明記されている。
[11.44] 煙幕弾によってMobile Attak(注: Fifith Corpsの"Overrun")を行なう攻撃側は右に1コラムシフトの便宜を受ける。
[11.45] 化学兵器と煙幕弾の持続する時間は、それが使用された戦闘中のみである。
[11.46] 一度の戦闘に複数の化学兵器もしくは煙幕弾を使用しても、コラムシフト数が二倍、三倍と増えることはない。
[11.47] Air Pointを使用して化学兵器を用いることができる。煙幕弾はこの限りではない。攻撃ヘリは化学兵器および煙幕弾のいずれも使用できない。
[11.48] NATO軍はCityへクスに化学兵器を使用できない。

[15.0] 空挺ユニット
[15.1] 空挺ユニットを使うプレイヤーはAir Superioityを持っていなければならない。あるいは、いずれのプレイヤーもAir Superioityを持たない状態で、なおかつ霧が発生していない時でなければならない。
[15.11] 移動フェーズにおいて、いかなる地上ユニットも移動する前、なおかつ増援ユニットが登場する前に、空挺ユニットは降下へクスに置かなければならない。
[15.2] 降下へクスは、以下の条件であってはならない。
 1. City、Roughへクス
 2. 敵ZOC、もしくは敵ユニットが置かれたへクス
 3. 味方ユニットが置かれたへクス、もしくは既に空挺ユニットが降下したへクス
[15.3] 降下した空挺ユニットは、Air Drop Table(15.6)を参照してフリクションポイントを減少させなければならない。
いずれのプレイヤーもAir Superioityを持たない場合、ダイスの目に1を加えて(より悪い条件で)判定する。
[15.4] 降下したフェーズに使用できる作戦ポイントは6(通常は12)。
[15.41] ワルシャワ軍の空挺ユニットは、ソビエトドクトリン(17.2)の規制を受けない。ワルシャワ軍の空挺ユニットを攻撃したNATOプレイヤーは、その空挺ユニットが非空挺ユニットとスタックされていない限り、奇襲攻撃ボーナス(8.44、NATOが包囲した際の特典)を得ることはない。
[15.42] ワルシャワ軍の空挺ユニットは、その師団に属する砲兵旅団と、軍団所属の砲兵ユニットのみに支援を受けることができる。
[15.43] 両軍の空挺ユニットは、味方の攻撃ヘリコプターとAir Pointによって支援を受けることができる。
[15.5] 空挺橋頭堡
味方が占領し、あるいは占領後、敵ユニットによって占領されていない空港へクスは、自軍の空挺橋頭堡である。自軍がAir Superioityを持つ場合、あるいはいずれのプレイヤーもAir Superioityを持たない場合、この空港へクスを空挺ユニットおよび空中機動(Air Mobile)ユニットの補給源へクスとして使用できる。
ワルシャワ軍はさらに空挺橋頭堡を、空挺/空中機動のいずれでもない、機械化もしくは砲兵のエントリーへクスとして使用できる(15.52)。
[15.51] 空挺ユニットは、補給源へクスもしくは有効な空挺橋頭堡へクスまで補給路で結ばれなければならない。
[15.52] 増援ユニットの空輸。ワルシャワ軍がAir Superioityを持つ場合、有効な空挺橋頭堡へクスに、機械化ライフルユニットもしくは砲兵ユニットひとつを置くことができる(もちろんそれらは増援リストに載っていなければならない)。
[15.53] 空輸した増援ユニット(機械化ライフル/砲兵)は、登場したターンは移動できない。ユニットは裏返し(FP側)にする。このユニットはソビエトドクトリン(17.2)の規制を受けない。
[15.54] 空輸した増援ユニット(機械化ライフル/砲兵)は、有効な補給源へクスまで補給路で結ばれていなければならない。空挺橋頭堡へクスから補給できるユニット(空輸した機械化ライフル/砲兵)は、1ターンあたり最大2ユニットであり、この数は有効な空挺橋頭堡へクスがいくつであっても変わらない(最大2ユニット)。

[16.0] 工兵、河川と橋
[16.1] 橋の破壊
[16.11] 各プレイヤーは、味方ユニットが隣接するそれぞれの橋に対して、1ターンあたり一回の「隣接破壊」を試みることができる。「隣接破壊」は、手番プレイヤーのどのフェーズでもできる。ダイスの目で1〜5が出た場合、その橋は破壊される。
[16.12] 各プレイヤーは、味方ユニットが隣接しているか否かに関わらず、それぞれの橋に対して、1ターンあたり一回の「遠隔破壊」を試みることができる。ダイスの目で1が出た場合、その橋は破壊される。
[16.2] 工兵と渡河
[16.21] 工兵ユニットとスタックしている部隊は、1作戦ポイントを消費することで、河川および破壊された橋のある河川を渡ることができる。
[16.21] 工兵ユニットが河川もしくは破壊された橋のある河川へクスサイドに隣接する場合、そのへクスサイドを1作戦ポイントを消費することで渡ることができる。
[16.21] 橋の再建。工兵ユニットが1ターン、破壊された橋へクスサイドに隣接した場合、なおかつその工兵ユニットが移動をせず、ターンの終わりまで敵ZOC下にない場合、その橋は再建される。ひとつの工兵ユニットが同時に複数の破壊された橋へクスサイドに隣接する場合、それらのすべての橋は再建される。

[17.0] 増援
[17.11] 増援ユニットはスタックしてマップに登場することはできない。
[17.14] 増援ユニットは敵ユニットが占めるへクスから登場できないが、敵ZOCに登場することはできる(その場合、そこで移動を停止しなければならない)。
[17.2] ワルシャワ軍行軍序列
ワルシャワ軍は、二列に分かれてマップに登場する。その順番はExclusiveルール記載の行軍序列に従う。
[17.21] それぞれの隊列は、別のエントリーへクスから登場するが、同じターンで同じエントリーへクスから、複数の隊列が登場してもよい。各師団内において、それぞれの隊列のエントリーへクスは、お互いに8へクス以内でなければならない(8へクスはそれぞれのエントリーへクスを含んで数える)。
[17.22] エントリーへクスの決定は、ターンのはじめ、いかなるユニットも移動する前でなければならない。決定したエントリーへクスは、そのマップ端に登場ユニットを置くことで表示する。
[17.23] 増援ユニットは、そのすべてのユニットが同じルートに沿って移動しなければならない。ワルシャワ軍は、ある縦隊の中の一部のユニットを、その他のユニットよりはるか先に先行させて移動できるが、移動フェーズが終了した時、隊列のすべてのユニットは同じルート上に存在しなければならない。
[17.24] 登場する増援ユニットのルートは、交差してよい。増援ユニットは登場した移動フェーズの終りに相互にスタックしてよい。しかしながら異なる隊列のユニットとスタックすることはできない。
[17.25] ワルシャワ軍の、師団に所属しない増援ユニット(師団名が太字ではない)は、いずれかの師団の隊列に加えることができる。これらのユニットは隊列の最後尾につけるものとし、複数を隊列に加えてもよい。
[17.26] ワルシャワ軍の行軍序列ルールは、そのユニットが登場した最初の移動フェーズのみ適用される。