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KHAN
ゲームレビュー
 
1206〜1295年までのモンゴル帝国の歴史を描いた「Khan」のマップは東ヨーロッパから中東、インド、中国、東南アジア、日本までをカバー、日本のユニットは6つ付属し、エリート部隊の戦闘力は最高の9が与えられています。マルチ対戦ではなく、二人でモンゴル帝国プレイヤーと周辺諸国プレイヤーとに別れて行います。
戦略級のゲームであるのに作戦ポイントを採用し、ユニットは、与えられた作戦ポイントを消化しながら移動と戦闘を繰り返すことができます。モンゴル帝国のユニットには、作戦ポイントが周辺諸国ユニットの二倍与えられています。スタックが10枚まで可能なので、戦闘力30などの強力な部隊を作ることができます。
スタックによる攻撃を行う場合は、前回のターンでスタックしておく必要があり、これによって相手側プレイヤーは、少なくともひとつ前のターンで大規模な攻撃が準備されていることを知ることができます。
政治はチットとランダムイベントによって表現され、これらはゲームの流れを大きく変えるようです。補給や増援は占領した領土のポイントで決まります。

左が戦闘力、右が作戦ポイント
ゲーム・サマリー
タイトル KHAN
デザイナー Joseph Miranda
メーカー Decision Games
発売  2005年
価格 22ドル

ゲームシークエンス 作戦ポイント (セントラルフロント方式)
戦闘発生  隣接する敵ユニット
攻撃発生 メイアタック (例外なし)
ZOC あり
味方ユニットとのスタック 10枚まで
敵ユニットとのスタック  不可
イニシアチブ あり(チット)
戦闘結果 CRTによる単純除去(ステップロスなし)
砲爆撃支援 なし
航空支援 なし
航空戦 なし
水上戦 あり
補給ルール あり
コマンド・コントロール なし
気象ルール なし
増援ルール あり
勝利条件 勝利ポイント (領土の占領)

ユニットスケール 1ユニット10,000〜100,000名
ターンスケール  1ターン5年
マップスケール 1ヘックス100マイル(160km)
シナリオ数 4
ユニット数 約200
マーカー数 約60
マップ フルマップ一枚
別紙チャート あり
英文ページ数 28ページ
類似ルール Charlemagne(S&T#189)、Xenophon(S&T#203)、Belisarius(S&T#210)